真田丸 15話のあらすじネタバレと感想
目次
NHK大河ドラマ真田丸15話のあらすじネタバレと感想です。
あらすじのネタバレは放送開始前に、感想は放送開始後に追記します。
真田丸 15話のあらすじネタバレ
信繁の前に突如現れた秀吉。
屏風の裏側に信繁を連れこむと、自分の正体を明かすことなく、家臣の福島正則に用意させた安物の着物に着替え始める。
秀吉「面白いところへ連れて行ってやる」
信繁「もしやあなたは…」
秀吉「秀吉じゃ」
ニッコリ笑い自分が秀吉だと認めると、そのまま信繁を連れだしてしまった。
景勝とはまだ面会していないというのに。
石田三成が、秀吉の脱ぎ捨てた着物を見つけたのは今回が初めてではなかった。
またかと呆れる三成。
秀吉が向かった先は…
そのころ秀吉たちは、遊廓にいた。
遊女の華麗な舞を見ながら上機嫌で酒を飲む秀吉。
そこへ三成が現れた。
秀吉が仕事を放りだして向かうのはここしかないと嫌味を言う三成。
すると秀吉は、信繁が行きたいと言うから仕方なく連れてきたと責任転嫁する。
困惑しながらも、話を合わせる信繁。
気の利く信繁に秀吉は上機嫌になる。
三成は、信繁たちの猿芝居に呆れ、秀吉を城へ連れ戻そうとする。
だが、秀吉は景勝には明日会うとして城に戻るのを拒否した。
景勝と秀吉の面会は、また一日延びた。
三成が態度を変えた理由
信繁に会った景勝は、秀吉の無礼を批判し、信繁と秀吉の面会の取次ぎを約束する。
信繁は、景勝よりも先に秀吉に会ったことなど言えるわけもなく、複雑な表情で礼を述べるのだった。
部屋へ戻った信繁の元に三成がやって来た。
客人と会わせたいと言って信繁を連れだす。
今までと違い親しみのある態度に信繁は戸惑う。
三成の部屋に行くと、そこには大谷吉継がいた。
大谷吉継は、以前より三成とともに秀吉を支えてきた者で、大坂一の切れ者として知られている男だ。
徳川を破った真田氏を褒めたたえ、3人で酒を飲んでいると、加藤清正がやってきたという知らせが入る。
三成は清正に会いに席を外す。
信繁は、三成の態度が急変した理由を吉継に尋ねてみる。
吉継は、三成が素っ気なかったのは信繁を低く見ていたからであって、急にそぶりが変わったのは、秀吉が信繁を気に入ったので、三成も大事な人と認識したからだと解説する。
続けて、信繁に忠告する。
吉継「殿下はひとたび気に入った若者は、始終そばに置いておきたくなるお方。これからいろいろと面倒になるぞ」
信幸の悩みと昌幸の見立て
上田城の昌幸のもとに、秀吉から上洛を促す書状が再び届いた。
しかし昌幸は、信繁が秀吉を懐柔してくれるから心配無用と無視をきめこむ。
上杉も毛利も従っているというのに。
信幸は心配で仕方がない。
また、信繁ばかりを頼りにする父に、信幸は淋しさを覚えていた。
母の薫は信幸の心中を察し、昌幸に愚痴る。
薫「昔から源次郎をひいきになさいますが、あの子も一生懸命なのです」
昌幸「信幸が真田の力になるのはもう少し先じゃ」
昌幸「今は乱世。世の中が落ち着いた時こそ信幸の出番じゃ」
昌幸は、乱世で荒れ果てた国を建て直す時こそ、信幸の生真面目さが役に立つと考えていた。
真田との盟約を反故にしろ
ようやく上杉景勝は秀吉に拝謁した。
秀吉は上杉の本領である越後の安堵を約束する。
そして、今後は真田への肩入れは無用と言い放つ。
上洛の要求を無視する昌幸を懲らしめるため、そして真田征伐に乗りだす家康に恩を売るためだ。
兼続「それは真田と徳川が戦になった時、真田に加勢するなとの事でございましょうか」
秀吉「そういうことじゃ」
景勝「しかし、上杉は真田と盟約を結んでおります」
秀吉「だから、それを反故にしろと言うておるのじゃ」
千利休 登場
景勝は信繁に、真田を裏切るよう命じられたことを言えないままでいた。
するとそこに三成がやってきて、秀吉から茶席に勧められた旨を伝える。
茶のたしなみなどない信繁は困惑するも、きりに着替えを手伝ってもらい秀吉の待つ茶室に向かった。
景勝は秀吉に信繁を紹介し、信繁も初対面を装った挨拶をする。
しかし秀吉は、昨日会ったではないかと言いだす。
信繁は景勝より先に謁見したことを申し訳なく思っている。
それを見越して、わざと指摘し楽しむ秀吉。
そんなとき、千利休が茶室に入り茶席がはじまった。
利休は日本一の茶人で、秀吉の相談役でもあった。
秀吉に続き景勝が茶を飲むと、秀吉は二人を帰した。
秀吉は利休に見立てを聞く。
利休「上杉殿、ずいぶんと心乱れてはりましたな」
利休「しかしその迷いも、途中で吹っ切れたようにお見受けしました」
利休は、景勝が踏ん切りをつけて最後は心穏やかに茶を飲んでいたと見立て、秀吉の臣下につくと断言する。
当の景勝は信繁に、生涯でいちばん苦い茶だったと本音を漏らすのだった。
秀吉の両面性
その頃、きりは廊下で出会った若者から、びわを叔母に届けてほしいと頼まれる。
きりはたやすく引き受けたが、実はその若者は秀吉の姉の息子・秀次で、叔母とは秀吉の正室・寧(北政所)のことだった。
きりにびわを託した秀次は、会議に参加するため大広間に向かった。
大広間には秀吉、三成、且元、実弟の羽柴秀長、秀次が集まり検地についての会議が開かれる。
信繁も隅で見守ることになった。
これまでも検地は実施されていたもののあまり上手くはいっていない。
それは米を計る升が各地でバラバラなためだ。
升の大きさを統一する事で全国の石高を把握する事になり、秀吉はその大任を三成に命じた。
会議が終わり、秀吉は信繁を連れて茶々に会いにいく。
茶々の部屋で、信繁や茶々とともにカルタ遊びに大はしゃぎする秀吉。
だが、廊下に座っている馬廻りの権三と茶々が親し気に見つめあうのに気付くと、驚くほど冷たい目で二人を見るのだった。
信繁は、驚きつつその後の成りゆきを見守る。
やがてカルタは、短気な秀吉が置いてあった札をぐしゃぐしゃにして終了となった。
寧にびわを渡したきりは、中庭に連れてこられる。
そこには加藤清正や福島正紀、まだ少年の木下辰之助(のちの小早川秀秋)が集まり、茹でたてのサトイモを頬張っていた。
そこに秀次、さらに秀吉と信繁も合流した。
楽し気な様子を見守る信繁ときり。
寧の手伝いをしていたきりは、秀吉が天下人とは見えず、どこにでもいそうな男だと感じていた。
しかし信繁は、秀吉のような男は見たことがないと思うのだった。
以上、NHK大河ドラマ真田丸15話のあらすじネタバレでした。
以下は15話の放送を見ての感想です。
真田丸15話の感想
真田丸の第15話『秀吉』は、信繁が豊臣秀吉に気に入られたことを印象付けた放送回になりました。
新キャストも多く出演された回でもあります。
物語も信濃から大坂を中心に動くようになってきました。
三成と吉継
少しづつ石田三成の性格の悪さがでてきましたね。
大谷吉継が信繁にフォローを入れる分、大谷吉継の株が上がります。
一緒に片岡愛之助さんの株も上がってくれると、ご本人もうれしいのではないでしょうか。
吉継は、信繁に愛娘を嫁がせるまでの間柄になるわけです。
真田丸で、これからたくさん活躍されることを期待しています。
何もできない景勝
上杉景勝は秀吉に面会するため、大坂まできましたが、随分扱いが悪かったですね。
翌日まで待たされた挙句、秀吉の一言で真田家との間を引き裂かれようとしていました。
それでも、強く抵抗したり、交渉できない景勝の力なさに、少し苛立ちを感じます。
ただ、所領の安堵を約束させるためには、致し方ないということなのでしょうか。
強く、攻めてくる者には負けない上杉謙信とのイメージの違いが鮮明になりますね。
ばかにされる豊臣秀次
第15話で新キャストが出てきた中でも、豊臣秀次は少し他よりも目立っていましたね。
きりをはじめ他のキャストとの絡みが多かったからでしょうか。
いろいろな場面に顔を出していた気がします。
ただ、秀吉から石田三成と比較され、ばかにされ、信繁にまで功をさらわれる場面は、観ていて胸が痛むくらいでした。
これから、この仕打ちがエスカレートしていくのを観るのは、辛くてたまりません。
秀吉の嫉妬
茶々は、前放送回よりもさらに可愛さが出ていました。
これからもっと秀吉を振り回すことでしょう。
早くもネット上では、吉田ボイスさん演じる立花権三への目くばせが話題になっているようです。
あんなに分かりやすい目くばせがあるのでしょうか。
秀吉は、たまらずカルタをくしゃぐしゃにしていましたね。
立花権三の処遇が気になります。
やはり秀吉の嫉妬をかって処罰されてしまうのでしょうか。
それにしても、吉田ボイスさんという俳優さんが、気になります。
ボイスという名前のせいでしょうか。
それと、トランプでやる神経衰弱のようなカルタも気になりました。
戦国時代にあのような遊びがあったんですね。
少し驚きです。
他にも、鈴木京香さん演じる寧、桂文枝さん演じる千利休など歴史に名を刻んだ方々を名優が演じられ、物語に厚みがでてきた真田丸を今後も楽しみに観ていきたいと思います。
秀吉の二面性、景勝の苦悩が印象に残る回だった。秀吉の今後が楽しみ。