真田丸 22話のあらすじネタバレと感想

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真田丸 ネタバレ 22話

NHK大河ドラマ真田丸22話のあらすじネタバレと感想です。

あらすじのネタバレは放送開始前に、感想は放送開始後に追記します。

前話を見逃した方はこちらからどうぞ。

⇒真田丸21話のネタバレと感想はこちら

⇒ネタバレと感想記事の一覧はこちら

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真田丸 22話のあらすじネタバレ

沼田領を真田氏から取り戻すという条件つきで北条氏政も上洛を承諾した。

秀吉の元、沼田領を巡る北条氏、徳川氏、真田氏を集め「沼田裁定」がはじまった。

聚楽第の広間にはそれぞれの代表として徳川からは本多正信、北条からは板部岡江雪斎、真田からは信繁が集まった。

裁定の為、豊臣秀吉、豊臣秀次、石田三成、片桐且元も出席する。

まずは江雪斎が口火を切った。

江雪斎は、元々は沼田城は上杉氏の所有であり、それを天正6年(1578年)の御館の乱で北条が奪い取ったから北条のものだとアピールした。

負けじと信繁も、天正8年(1580年)には城が武田氏の手に渡り、真田氏の支配下にあったと訴える。

真っ向から主張しあう二人。

見守る秀吉。

片桐且元は、そもそも沼田城を築いたのは上野の国衆の沼田顕泰であること、その後に起きた騒動を上杉謙信が鎮め上杉氏の所領となった事、沼田城は上野と越後の国境にあり上野を治める要であると補足情報を秀吉に伝える。

その後も二人の舌戦は続くが、徐々にペースは弁の立つ江雪斎がつかみ始める。

そして江雪斎により、真田氏は滝川一益を裏切って沼田城をだまし取ったという悪印象を全員に植え付けることに成功。

信繁には「だまし取り勝ち取った」と開き直るしかなかった。

いったん休憩となり、信繁は昌幸が潜んでいる隣の部屋にこっそりと入り込む。

昌幸はこの舌戦を楽しんでおり、信繁はどんな時も楽しめる父を恨めしく思うのであった。

その後、信繁は江雪斎と言葉を交わす。

江雪斎「これは戦だとわしは思っておる」

信繁「私もそう存じます」

江雪斎「戦は勝だなくては意味がない。容赦はせぬぞ」

信繁「望むところ」

江雪斎「こうして我らがやりあうことで、まことの戦をせずに済む」

そこに、差し入れをもったきりがやってきた。

秀次に握り飯を渡し、信繁にはワンランク下の握り飯を渡す。

仲むつまじげに話す二人を見て、信繁は複雑な思いを抱くのだった。

舌戦に苦戦する信繁を救ったのは…

休憩も終わり審議が再開。

真田氏と北条氏の双方から、天正10年(1582年)に徳川氏が沼田領を渡すと約束していたとする起請文が提出された。

徳川はどちらにも約束していたため、どちらの約束の方が有効かを吟味する必要がある。

しかし当の徳川の代表である本多正信はとぼけてあいまいな返事をする。

ここで秀吉は泣きだした捨をあやすために退室。

江雪斎は、主従関係にある徳川と真田の約束より、北条と徳川の国同士の盟約の方が重いと主張。

信繁は、起請文の日付が自分たちのほうが早いことを訴え、約束に重さの違いなどなく、先に交わした方を有効にするべきだと反論する。

すると江雪斎は、信繁の揚げ足をとる。

江雪斎「徳川殿は、双方の家臣たちの前で、沼田は北条に譲り渡すとはっきり申された。

貴殿は徳川殿を嘘つき呼ばわりされるか。二枚舌の卑劣漢と罵るか!」

言葉に詰まる信繁を救ったのは、沈黙を守っていた本多正信だった。

正信は、家康が沼田城を北条氏に譲り渡すと言うはずがない、「奪い取るなら好きにせよ」と伝えたのだと主張する。

その証として起請文には「手柄次第」という言葉が書かれている。

つまりこれは己の手で沼田城を奪い取るのに関しては、徳川は邪魔立てしないことを意味すると、正信は証言する。

これにより、徳川氏は北条氏に沼田城を譲ったわけではないという判定が下された。

さらに「譲り渡す」「奪い取る」という言葉はそもそも沼田城が真田氏のものと認めているような発言。

北条氏のものならば「奪い返す」「取り返す」という言葉を使うはず。

これを秀次に突っ込まれ、この戦は信繁の勝利となった。

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ぬけめない昌幸

しかし、三成は信繁と昌幸に対し、北条氏を上洛させるために沼田城はあきらめてほしいと言い出した。

元々、沼田城は北条氏に渡すことと秀吉の中では決定していたが、それでは真田氏の立場がないと思いこのような場を設けたのだ。

しかし思いがけず信繁がこの舌戦に勝利してしまったので計画が狂った。

昌幸は拒否の姿勢を示したが、三成に深々と頭を下げられついに折れる。

三成は沼田と同等の領地をもらえるよう徳川に掛け合ってくれると言ってくれた。

そこで昌幸は沼田城郊外にある名胡桃城に真田家代々の墓があるので、名胡桃城は残してほしいと申し出る。

これで話はまとまり、名胡桃城を含む沼田領の3分の1は真田氏の所有のまま、さらに真田氏には沼田領3分の2と同等の領地が与えられることになった。

だがそこに真田氏の墓などなく真っ赤な嘘であった。

昌幸は高地にある名胡桃城を抑えておけば沼田城ににらみを利かせられると計算したのだ。

北条氏に与えられるのは沼田領の3分の2.

この条件をもって、北条氏も氏政が上洛することを約束した。

こうして沼田城が北条氏の手に渡り、本能寺の変に端を発した沼田領を巡る動乱は、ひとまず収まったように見えた。

しかし、沼田城に入った北条氏の家臣・猪俣邦憲が、名胡桃城に攻め込み奪い取ってしまった。

これを知った本多忠勝は、上田城にいる信幸にすぐに出陣するべきだと迫る。

しかし舅とはいえ忠勝は部外者。

信幸は、口出しは無用と強気な口調で退け昌幸の指示を待つことに。

京にいる昌幸に知らせるため、すぐに佐助を向かわせ、さらに与力となっている徳川にも早馬を出す。

佐助から事の顛末を聞いた昌幸は、名胡桃城を奪還するよう信幸に伝えようとするが、今は秀吉の許可なく戦が出来ない世の中。

信繁は秀吉に報告せず勝手に動くと真田も処罰を受けることになると諭す。

その後、昌幸は秀吉から、名胡桃城のことは任せてほしいと話があった。

城を奪われても何も出来ずみているだけ。

悔しさのあまり昌幸と出浦はやけ酒をあおるのだった。

真田丸 本5

氏政の読み違え

秀吉は名胡桃城を真田氏に返し上洛せよと言う内容の文を送った。

これに対して氏政は、名胡桃城の件は俣が勝手にやったことで自分は知らなかった、と詫び状を秀吉に送る。

秀吉は北条征伐も視野に入れていたが、この理由を聞かされては征伐の口実にする事はできない。

そこで、猪俣の首を差しだすように氏政に命じた。

しかし氏政は、国境では城の争奪戦はよくあることで、首をはねるほどの事ではないと秀吉に返信。

九州を平定してまだ日が浅いため、秀吉が攻めてくることはないだろうとたかをくくった強気な発言だ。

ところが利休のすすめもあり、秀吉は北条征伐を決める。

予想外の事態ではあったが、小田原城ががある限り負けはしないと考えている氏政。

伊達政宗との盟約をあてにし、江雪斎を派遣して徳川家康を味方につけようと図る。

秀吉が大勢の軍勢をまとめるのには時間がかかると踏んでの策だったが、秀吉はあっという間に大軍勢をまとめあげてしまった。

北条氏滅亡の足音はすぐそこまで迫っていた…。

真田丸 本3

真田丸 22話の感想

ここからは実際に真田丸22話を見ての感想です。

第22話『裁定』は、沼田城をめぐる真田家と北条家の法廷闘争の場となりました。

裁判長は、豊臣家で、証人は、徳川家でした。

石田三成の企てた出来レースのはずでしたが、思わぬ方向で物語が進みましたね。

かわいそうな江雪斎

豊臣秀吉、真田昌幸、北条氏政以外の登場人物は、皆どこかで戦争を回避することを最優先にしたいという思いからの言動が目立った気がします。

石田三成をはじめ、真田信繁、板部岡江雪斎、皆がこれ以上血を流さずに、なんとかこの難局を乗り切ろうと、家や主君の意向にそえるよう、弁論での激闘でした。

特に板部岡江雪斎の立場で言えば、味方だと思っていた徳川方の本多正信に裏切られます。

それまで中立を保っていたのに、突如真田家側に有利な証言をしたのです。

そうした梯子を外されながらも、論争の結果、江雪斎は当初のもくろみ通り沼田城をしっかりと北条家に持ち帰ることができました。

この苦労にも、主君の氏政はあっさり梯子を外します。

名胡桃城を真田家にとられたことが気に入らずに、約束の上洛を拒んでしまいます。

これでは、江雪斎の立場はないですよね。

そしたら、初めから名胡桃城を含むって言っておいてほしいですよね。

かわいそう過ぎます。

北条氏政の誤算

北条氏政は、沼田城を取り戻したいが、上洛はしたくない。

そこで、板部岡江雪斎に自らの意思を託し、沼田城奪還を命じて大坂城へと送り出します。

帰ってきた江雪斎は、氏政の意思に応え、しっかり沼田城を取り返してきました。

しかし、氏政からすると沼田城の目の前で、名胡桃城に真田が居て見張られていたら、気が休まりません。

というか、氏政はただ上洛したくないのかもしれないですね。

それぐらい、秀吉に従うことを嫌い、自らの北条家のプライドを守りたかった。

守る自身もあったのでしょう。

鉄壁の守りを誇る小田原城。

東北には、信頼を寄せる伊達家。

近隣には、人質も預かっている徳川家。

こうなれば、秀吉に対抗できると思っていたのでしょう。

しかし、敵は氏政の予想を上回る20万人の大軍でした。

そして、きっと徳川も味方についてはくれないでしょう。

家康は、以前に氏政に警告していましたからね。

真田丸 本6

押し寄せる20万人の大軍

秀吉は、こちらが上洛を促したにも関わらず、氏政は上洛しなかったという口実ができました。

しかも、沼田城まで真田家から奪い取ってあげたにも関わらず、上洛の約束を守らなかったという大義名分ができあがりました。

もう攻めたくて仕方なかったのでしょう。

集まったのは、20万人をも超える恐ろしい位の大軍勢です。

全国から、兵をかき集めさせて、さあ北条征伐です。

真田丸のキャストもだいぶ広がりを持つ中、次回第23話『攻略』では、伊達政宗が登場します。

まだまだ、魅力的な戦国武将を演じる様々なキャストが見れて、真田丸はこれからも盛り上がりそうですね。

⇒真田丸23話のネタバレと感想へ

⇒最終回のあらすじネタバレ 意外な結末!

⇒ネタバレと感想記事の一覧はこちら

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One Response to “真田丸 22話のあらすじネタバレと感想”

  1. 鈴木新吾 より:

    沼田出身。
    とても楽しい。沼田城をめぐって繰り広げられるストーリーにどきどきします。決断がすべて。
    裏切りと信頼。
    生きていくために難しい世の中ですね。
    現代も同じなのかとも思います。

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