真田丸 35話のあらすじネタバレと感想
NHK大河ドラマ真田丸35話のあらすじネタバレと感想です。
あらすじのネタバレは放送開始前に、感想は放送開始後に追記します。
前話を見逃した方はこちらからどうぞ。
真田丸 35話のあらすじネタバレ
直江兼続からの書状を読み激怒した家康は、上杉を討伐することに決めた。
10万を超える大軍を結成し会津に向かわせた。
一方、家康のたくらみにより政から退けられた三成は、家康の横暴を許すわけにはいかぬと宣言し反徳川派の大名を促し「亡き秀吉のために」と家康を討つために挙兵する。
ついに天下分け目の大戦の幕が切って落とされた。
その知らせを聞いた昌幸は慌てふためいた。
昌幸たちは会津に向けて移動の真っ最中で、知らせを聞いた時は下野国・犬伏にいた。
戦が始まるとともに家康を裏切り上杉に寝返る算段を立てていたのだが、思いがけぬ三成の挙兵により計算が狂ってしまった。
もはや事態は徳川vs上杉に留まらない。
国内を2分する大戦になることは誰の目にも明らかだった。
その夜、昌幸は信繁・信幸と共にお堂にこもった。
一体、さなだは徳川・三成どちらに付くべきなのか親子3人で徹底的に意見をぶつけ合わせる。
そうして真田の生き残りをかけた一案が浮かぶ。
それは父子が敵味方に別れるという苦渋の決断であった。
以上が真田丸35話の放送前のネタバレです。
以下は実際に放送を見てのあらすじのネタバレや感想です。
真田丸35話の感想
真田丸の第35話『犬伏』では、真田家の昌幸、信幸、信繁の三人が関ヶ原の戦いを前に、真田家の運命を決める密談をする場面が、見どころでした。
信幸役の大泉洋さんが熱のこもった演技で、父と弟との別れを覚悟する決断をします。
そして、もうひとつは、大谷吉継が石田三成との友情を超える決断をし、病に犯された身体にムチをいれて最期の戦いに挑む姿は、感動を呼びました。
信幸の決断と強い意志
犬伏の密談は、歴史上でも有名な話ですよね。
昌幸、信幸、信繁の三人が、関ヶ原の戦いを前に、徳川方につくのか、豊臣方につくのか、それとも全く違う道を選ぶのか。
真田家の今後を占う、大事な選択を迫られる場面でした。
今まで、このような真田家の岐路を乗り切ってきたのは、知将昌幸の決断があってのことでした。
しかし、信幸も、信繁も、それぞれ人質での経験を自らの知力に換えて、れっきとした真田家の一員になっていたのです。
そして、今回最後に結論をだしたのは、信幸でした。
信幸は、真田家の長男でありながら、豊臣家に近い父や弟と違う部分をもちます。
それは、徳川家重臣本多忠勝を義父にもって、豊臣よりも家康に近い存在であることです。
そんな信幸だったからこそ、決断できたのかもしれません。
今まで、大きな活躍の場を、魅せることができなかった信幸がくだした決断が、今後昌幸と信繁を救うことになります。
大谷吉継の三成に対する思い
三成は、焦っていました。
家康が、勢力を拡大し、大名を味方につけています。
そして、その家康は豊臣家の大切な見方でもある上杉家をも攻めようと画策し、進行し始めます。
焦った三成は、秀吉の側で共に豊臣家を盛り立ててきた親友でもある大谷吉継を頼ります。
いつも冷静な吉継は、一度は家康を倒そうとする三成をなだめます。
しかし、様々な想いを巡らしながら、ついに吉継は三成の想いに応え立ち上がるのです。
自らの身体が病に犯されながらも、三成のために最後の力を振り絞るその様は、三成を親友という言葉で表せない何かもっと深い絆で繋がっているようにも感じました。
もしかしたら、この時点で徳川家に部があることも、冷静な吉継であれば分析していたのかもしれません。
それでも、立ち上がり、命をかけて、三成の想いを遂げたかったのでしょう。
そう考えると、胸が熱くなりますね。
昌幸の哀しい笑み
真田丸で、犬伏の密談で、信繁が「夢物語は、終わりにしてください、父上。」と、昌幸を制する場面がありました。
そして、信幸が真田家の行く末を決める大きな決断をし、それが真田家としての答えとなります。
今までの真田家では、考えられないことです。
いつも、昌幸が真田家の大事な決断をしてきました。
しかし、今回は息子二人が決め、昌幸は自分の出番がないことに気付かされます。
そして、関ヶ原の戦いが終われば、戦がなくなる世がくることは、知将昌幸であれば、悟っていたことでしょう。
だからこそ、犬伏の密談を終えた昌幸の笑顔は、晴れやかな中にも、どこか哀し気に見えたのかもしれませんね。
これからの、真田丸そして、真田家の行く末はどのようになっていくのでしょう。
楽しみにしたいと思います。
