真田丸 39話のあらすじネタバレと感想
NHK大河ドラマ真田丸39話のあらすじネタバレと感想です。
あらすじのネタバレは放送開始前に、感想は放送開始後に追記します。
前話を見逃した方はこちらからどうぞ。
真田丸 39話のあらすじネタバレ
信繁たちが九度山に幽閉されてから10年の月日が流れた。
年老いた昌幸は故郷に帰ることなく、志半ばでこの世を去った。
昌幸が生きていたころ、みじめな思いをさせぬようにと信繁は借金を繰り返しており、昌幸の死後は貧しい暮らしをしていた。
借金で首が回らなくなった信繁は、やむなく兄の信之に泣きつくことに。
信之は「なんとかしよう!」と心強い返事をくれるが、なぜか送られてくるのはそば粉ばかりで暮らしは一向に良くならない。
そんなある日、九度山を意外な人物が訪れてきた。
それはかつて信繁が命を助けるために形だけ側室に迎え、こっそりと呂宋(ルソン・現在のフィリピン)に送りだした、豊臣秀次の娘・たかだった。
思いがけない来客に驚く信繁。
珍しい着物を着て、呂宋土産を抱えるたか。
信繁はたかの土産にあるサナールという紐に目をつけ、これが貧困を抜け出す鍵となるのであった。
以上が真田丸39話の放送前のあらすじネタバレです。
以下は実際に放送を見てのさらに詳しいあらすじネタバレと感想です。
真田丸39話の感想
真田丸の第39話『歳月』ではその名の通り、大きな戦を終えてから、父を無くした信繁が九度山を舞台として過ごした生活が描かれていました。
兄・信之との関係、妻・春の心境変化、きりの大切さの痛感、息子大介の成長など、信繁が関が原の戦いから大坂の陣までどのように過ごしていたかが描かれ、省略され易い部分なだけに面白かったです。
そして、ここにきて喋りだしてきた佐助が、これからどんな活躍を魅せるのかも楽しみですね。
きりの立場
信繁との長い付き合いの仲で、男女の仲にはなれなかったきりですが、それでも信繁のそばにいることが、きりの喜びだということが分かりました。
信繁にとっても、きりは大切な存在であります。
春には、打ち明けられないことも話せます。
また、今回の放送回では、春のことで相談すらしてしまう仲なのです。
これは、奥さんの立場からしたら、嫉妬の対象になってしまっても、仕方ないかもしれませんね。
それでも、信繁にとっては、気持ちの逃げ場にもなっています。
言い過ぎかもしれませんが、ここまで色んな窮地をきりと共に乗り切ってきたことからすると、自分の分身のような存在にも思えているのかもしれません。
真田丸のヒロインと呼んでしまっても、いいでしょうね。
それだけ、信繁のことを分かっているきりは、今後どのような生涯を遂げていくのでしょうか。
最終回まで、信繁のそばで信繁を支えながら、最期を迎えることをのぞみたいですね。
父となる信繁
新たなキャストで、気になるのが息子の大介ですね。
大介役を演じる浦上晟周さんは、大人しそうな雰囲気でも、幼少期の大介の苦悩を真っ直ぐに演じられていて、好感が持てます。
役者さんとしてだけではなく、一人の人としても、意志の強さや優しさが目から伝わってくる感じがします。
役者さんには、とても大事な武器になりますよね。
これからの出演作が楽しみです。
そんな大介に、信繁は父としてどう接すればよいのか、迷っている感じがしました。
昌幸から可愛がられていたのは兄の信之であり、自分は父から学ぶことができずにいたとも思っていました。
ただその中で、持ち前の自らが心を裸にして相手に寄り添うことで、大介との距離は少しづつ縮んでいく様が描かれていたように思います。
佐助の台頭
今回の放送回では、今までにないくらい佐助がしゃべりましたよね。
そう考えると、藤井隆さんを起用しておいて、喋らせないのは少しおかしな気がしていました。
ただ喋るのではなく、喋る内容も若干毒を吐く感じで、クスっと笑ってしまうような内容だったので、キャラクターが一気に変わった気がします。
佐助というと、無口で真田家のために真っ直ぐに主君の命に従い、使命を全うするという印象でした。
今回、話した内容は、その使命を全うする中で、実は思っていたことだったので、その印象はひっくり返りますよね。
昌幸が亡くなり、少しキャラクターの濃い人がいなくなった真田丸でした。
佐助の台頭で、終盤に向けて、真田丸をもうひと盛り上がりさせてもらいたいなと思います。
大助だ。時が違う黙れ小わっぱ聞きたい?