真田丸 44話のあらすじネタバレと感想

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真田丸 ネタバレ 44話

NHK大河ドラマ真田丸44話のあらすじネタバレと感想です。

あらすじのネタバレは放送開始前に、感想は放送開始後に追記します。

前話を見逃した方はこちらからどうぞ。

⇒真田丸43話のネタバレと感想はこちら

⇒ネタバレと感想記事の一覧はこちら

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真田丸 44話のあらすじネタバレ

思わぬところから出た反対で作戦を白紙に戻された幸村は、大坂城の図面を広げ熟考する。

籠城戦しかできない以上、なんとかしてそれで活路を見い出すしかない。

鉄壁に見える大坂城の守りにも実は隙がある。

西には海が広がり東と北は川が流れているので天然の防壁となっている。

しかし南は敵を遮るものがない。

幸村はかつての昌幸のように碁石を図面に置く。

もし自分が徳川なら、間違いなく南に本陣を置くだろう。

ならばここの守りを固めるべきだ。

・・・ここに出城を築く。

昌幸が生きていたら同じように考えるだろう。

出城での戦い方

翌朝、作兵衛が幸村の元に到着した。

仮とはいえすえが祝言をあげた事を聞き、感慨深い気持ちになる幸村。

作兵衛からの報告は良い物ばかりではない。

兄・信之の息子、信吉と信政が今回の戦に参戦していると聞き、覚悟していたとはいえほろ苦い気持ちになるのであった。

治長に出城の案を伝えると、又兵衛も同じことを考えていると言われ驚く。

気になった幸村は、又兵衛にその理由を聞きに行った。

「あそこに砦だぜ、誰だって攻めたくなる。それが狙いよ。思いっきり暴れてやる」

威勢よく話す又兵衛。

しかし幸村はその裏に隠されている「玉砕」という真意を読み取り、やはり又兵衛は死ぬ気であると確信するのであった。

幸村は勝つための出城にするため考えた策を又兵衛に語り始める。

  • まず出城の前に空の堀を掘っておく
  • 手柄が欲しい敵勢はそこに突っ込んでくるので、逆茂木と乱杭を設置しておく
  • これで敵は前進しにくくなり、後ろから来た兵に追いつかれ身動きが取れなくなる

 

他にも誘い道や鉄砲隊を2列に配置し弾込めの時間の無駄をなくすなど、徹底的に練り込まれた戦略だ。

「・・・おもしろいじゃねえか」

又兵衛の目が輝き、幸村とほほえみ合った。

ぬぐえない不信感

次に幸村は他の5人衆と重成を集め、それぞれの配置と役割を説明した。

幸村は出城で6000の兵と共に守る。

重成は8000の兵と平野口を守る。

盛親は八丁目口、兵は5000。

全登は4000の兵と共に木津川口で海からの敵を抑える。

又兵衛は遊軍として、その間を埋める。

勝永は天神橋にて北の守りを固める。

この布陣に全員が納得し、秀頼も褒めたたえてくれた。

 

だが有楽斎や大蔵卿局は、戦略の肝である幸村の出城に不信感を抱く。

兄の信之は徳川の家臣であり、幸村も実は徳川と通じているかもしれないと、陣立てのやり直しを命じた。

また、不信感で凝り固まった大蔵卿局は、牢人たちが要所を守る事にも難色を示した。

治長や重成がとりなすも、全く聞く耳をもたない。

それを伝え聞いた幸村たちは絶句してしまう。

治長が広げた新しい布陣図では、五人衆の代わりに豊臣の譜代衆の名前が記されており、幸村考案の出城も消されていた。

嫌気がさした又兵衛、勝永、盛親は豊臣を見限ろうとする。

「早まるな!この件、私に預からせてくれ」

幸村は茶々の元へ行き、自分たちを信じて欲しいと直談判した。

だが茶々は危機感に乏しく、問題は解決できそうもない。

赤備え

幸村が策を考えながら歩いていると、廊下の先で治長と重成が待っていた。

「戦をするのはそちらだ。思うようにされよ」

治長の一存で、幸村の布陣を採用する事にしたという。

兎にも角にも幸村は出城づくりに取り掛かるのであった。

それと並行し、真田勢の鎧兜を全て赤で統一するよう作兵衛に命じた。

かつて最強と謳われた武田軍の武勇の証しが赤だった。

幸村「真田の兵は赤備えと、世に知らしめる」

秀頼の覚醒

治長の一存で布陣が決まったとは露知らない有楽斎。

城内を巡回中にふと南の高台を見ると、真田の兵たちが出城づくりの作業をしているではないか。

まさかと思い各要所に行ってみると、全登、盛親、勝永が陣を張っていた。

すぐに大蔵卿局に伝えられ、秀頼の居室に治長が呼び出された。

徳川を討つために幸村を信じ許可したという治長を大蔵卿局が叱り飛ばす。

秀頼は擁護しようとする。

それを聞いた有楽斎は、認識が甘いとばかりに「あれの父親は、裏切りに裏切りを重ねて、生き残った男でございます」と進言した。

しばらくして、有楽斎が治長とともに幸村たちの元にやってきて、出城づくりの中止を命じた。

「ここでやめれば、おとがめなしと、秀頼公は仰せられた。すまぬ」

小声で治長が詫びる。

 

夕方、陣を退去させられた又兵衛と勝永が、もう大坂城を出ていくつもりで幸村を誘いに来た。

しかし「豊臣を見捨てられない」と幸村はこれを断る。

その直後、秀頼が治長を連れて現れた。

「豊臣を見捨てぬというのは、まことだな」

「私が許す。この出城を仕上げよ。私はそなたらを信じておる」

そして秀頼は茶々の元へ向かい、堂々とした態度でこの城の主は自分であると告げ、牢人たちの力を借りなければ勝てないと力説した。

秀頼の堂々とした態度に、茶々と大蔵卿局は反論できなかった。

真田丸誕生!

これより少し前、秀忠が二条城に入った。

家康の軍勢は全国から京に集まっており、その数総勢30万人を超えていた。

その大軍がついに動き始める。

京を出た家康軍は大坂の住吉に、秀忠軍は平野に陣取った。

家康軍にはそうそうたる大名が参加していて、その中には上杉景勝や伊達政宗の顔もある。

家康は、敵は有象無象の牢人たちであり、われらの勝利は間違いなしと檄を飛ばす。

 

一方、又兵衛は牢人たちのまとまりが悪く、不安を感じていた。

「こんな寄せ集めで三十万に勝てるのか」

ふと幸村を見ると、出来上がったばかりの真っ赤な兜を満足げに愛でている。

幸村は自信満々で「自分たちは関ヶ原で敗戦したが戦を実際に体で知っている、対して相手は本当の戦場を知らない者たちばかりでこの差は大きい」と語った。

そうしてついに出城が完成した。

幸村ら真田勢は全員新品の真っ赤な鎧を身に着けて出城の前に並んでいる。

これでようやく城持ちになったと満足げな幸村。

横では作兵衛が真田の家紋である六文銭の旗を掲げている。

内記が幸村に城の名前を尋ねる。

「決まっておるだろう。…真田丸よ!」

幸村は誇らしげに、六文銭の旗を見上げるのであった。


以上、真田丸44話の放送前のあらすじネタバレでした!

以下は実際に放送を見ての感想です。

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真田丸44話の感想

第44話の『築城』は、第一話でみた幸村の姿そのまま表現されていました。

それは、赤色の兜と鎧を身に纏い、少し頬がこけ、髭を蓄えた幸村の姿でした。

懐かしくも、勇ましい姿に活躍への期待で、わくわくしましたね。

治長の勇気ある決断

大野治長が、存在感を高めてきました。

秀頼のすぐ側で、秀頼や茶々、そして母でもある大蔵卿の言いなりになっているとばかり思っていました。

最初は、そうでしたね。

ただ、前回の放送回くらいから、少しづつ様相が変わってきました。

特に、今回は真田丸築城に賛成する浪人たちを支持する側の立場になっていました。

五人衆が裏切るのではないかと、いつまでも疑いをかける者達を尻目に一度は、秀頼にすら断りを入れずに、幸村に対して真田丸築城への着工を許可してしまいます。

織田有楽斎は、工事中の真田丸を見つけ、工事を中止するように治長に迫ります。

ここまでくると、大概あきらめるものですよね。

やっぱり一度はあきらめました。

ところが、五人衆と色々なやり取りをしてきた中で、徐々に彼らを信頼し始めていた治長です。

治長と同じように感じていた秀頼の意向もあり、ついに真田丸の築城へとこぎつけます。

秀頼はまだまだ頼りない感じがでてますが、それでも今回五人衆をかばい、茶々に反論する場面がありましたね。

この秀頼のたくましさに家康は、恐れを感じていたのでしょう。

そして、このたくましい秀頼が、より成長した中で、大坂の陣を迎えていたら、歴史が変わっていたかもしれません。

そうなった後の日本も、見てみたかった気がします。

赤い兜と鎧

今回の放送回で、赤い兜と鎧が作られました。

赤は、三度塗られたんですね。

知りませんでした。

二度塗りでは、茶色く見えました。

一回多く塗り足しただけで、あれだけ赤く変わるのか若干疑問です。

ついでに、武田の兜と鎧をモチーフにしていたんですね。

これも知りませんでした。

赤い旗印の中で、六文銭がやけに映えているというのが印象的でした。

そしてこれもですが、この赤い兜と鎧を身に纏った父昌幸の姿を、ぜひ見てみたかったと思うのは、私だけでしょうか。

信之の心境

兄信之は、今何を思うのでしょうか。

身体を壊した自身の代わりに、徳川方として出陣する息子二人と、敵の豊臣方にはずっと10年間九度山に幽閉されていた弟幸村がいます。

まず、信之だけ、蚊帳の外な感じです。

しかも、身体が言うことをきかず、何もできない無力感を感じるでしょう。

息子と弟の両者に、無事で居てもらいたいと願うことでしょう。

ただ願うことしかできない、そんな信之の今後からも目が離せませんね。

そして、ぶつかり合う幸村と信之の息子二人の行方は、どのような末路を辿るのか、しっかりと観ていきたいと思います。

⇒真田丸45話のネタバレと感想へ

⇒最終回のあらすじネタバレ 意外な結末!

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