真田丸 45話のあらすじネタバレと感想

Pocket
LINEで送る

真田丸 ネタバレ 45話

NHK大河ドラマ真田丸45話のあらすじネタバレと感想です。

あらすじのネタバレは放送開始前に、感想は放送開始後に追記します。

前話を見逃した方はこちらからどうぞ。

⇒真田丸44話のネタバレと感想はこちら

⇒ネタバレと感想記事の一覧はこちら

スポンサーリンク

真田丸 45話のあらすじネタバレ

慶長十九年十一月。

のちに「大坂冬の陣」と呼ばれる大戦の前哨戦となる事件が起こった。

徳川方の蜂須賀勢が明石全登の隊が守る木津川の砦を急襲したのだ。

深夜のため不意を突かれた全登らは、砦を奪い取られてしまった。

その後も守備の手薄な砦が狙い撃ちにされ、幸村は城内に徳川と通じている者がいるのではと疑い始めた。

そしてある人物に目星をつけ、密かに探りを入れた。

その人物とは織田有楽斎。

果たして幸村の予想は当たっているのか。

 

そんなある日、幸村は三の丸にいる春に会いにきた。

春の手を取り「戦が始まったら決して城から出てはいけない。ここで梅を守る。それがお前の役目じゃ」と言い聞かせた。

菓子を届けに来たきりは、二人が深い信頼で結ばれている様子を見てしまい、声を掛けられぬまま踵を返す。

するとすぐ後ろに茶々が立っていた。

心中を察したのか、「あなたは明日より私の侍女になりなさい」と問答無用できりに命じた。

家康の見立て

一方、家康は大坂城の南西に位置する茶臼山に本陣を構えた。

大坂城の図面には真田丸が記されており、それを見た秀忠は、ただの出城じゃと軽んじる。

家康はそんな息子をたしなめるかのごとく、真田丸がいかに脅威なのか言って聞かせる。

まず真田丸は非常に大きく鉄砲衆だけでもゆうに千人は入る。

そして立地が素晴らしく、南側は全て見渡せるので隠れて城壁に近づくことは不可能。

さらに高台にある真田丸はこちらからは攻めにくく、相手は上から一斉に撃ちかけることができる。

家康は、真田家との因縁を痛感していた。

なんとかして真田丸を落としたい家康は、景勝を使う事にした。

関ヶ原の戦いの直前で上杉がたてついてきた事を根に持っており、あの難しい城に当たらせようと考えたのだ。

景勝を呼び出した家康は上杉家の安泰と信頼回復のチャンスだと言い、真田丸攻略を命じた。

それに伴い、信吉と信政に出陣の機会がやって来た。

徳川からの手紙を読んだ茂誠は表情を曇らせる。

「上杉殿の下につき出城の真田を攻めろということじゃ。大御所様は、われらを試しておられるのだろう」

 

後日、京に陣をしいた信吉らの元に、父・信之から手紙が届いた。

そこには身内同士での争いは避けるようにと書いてある。

信吉は、今こそわれらの忠義を示すべきだと言い意に介さない。

反対に信政は、叔父とは戦いたくないと漏らす。

その様子を見ていた茂誠と三十郎は、佐助を介し幸村に手紙を出した。

幸村自身も身内とは戦いたくないと思っている。

「急がねばなるまい」

そう呟くと、練っていた腹案を他の五人衆と重成に語った。

それぞれの配置は、

  • 勝永・・・北
  • 全登・・・東
  • 幸村、又兵衛、盛親、重成・・・真田丸

と決まった。

翌朝、徳川の前田勢に対しこちらから仕掛ける手はずだ。

秀頼、治長に作戦の了承を取り、徳川への内通者がいる可能性を話し情報漏えいに細心の注意を払った。

大坂冬の陣

そして夜が明けた。

大助や作兵衛ら真田の兵は、真田丸の前方にある篠山という台地に身を潜めている。

作兵衛が合図すると大助が飛び出し、前田勢の前に仁王立ちする。

手には六文銭の旗。

大助は歌いながら旗を振り、前田勢を挑発。

まるでいつぞやの幸村のようだ。

怒った前田勢が銃撃しながら突っ込んできたが、すぐに真田兵は撤退。

目の色を変えて追いかけてくる前田勢。

幸村は真田丸の櫓からその様子を見つめている。

大助が前田勢を引き連れながら戻って来た。

堀近くまで深追いしてきたその時、城内にいた佐助が爆薬に火をつける。

敵を狙ってのものではない、音を聞かせることが目的だ。

城の中から聞こえた爆発音に、前田勢は「敵が仲間割れした」と勘違い。

勢いづき、なおも進撃してくる。

この前田勢の勇み足は、すぐに家康の元へ知らされた。

「前田勢が真田丸に攻めかかりました。井伊勢、さらには忠直様の軍勢もそれを追っています」

「いかん、真田の思うつぼじゃ!」

日の本一の兵

戦況は幸村の描いたとおりに進んでいた。

前田勢の前には深い空堀、否応なく足を止める。

背後からは後れを取るまいと井伊勢が押し寄せる。

その時、前田勢はわき道を見つけた。

あらかじめ用意された誘い道だ。

我も我もと誘い道へ入っていく兵たち。

幸村は櫓の上からその様子を見つめ指揮を執る。

城壁の内側には真田と重成の鉄砲隊が構えている。

幸村「忘れるな。敵をひとつの塊と思ってはならぬ。しょせん人の集まりじゃ」

幸村の合図で鉄砲隊が一斉に撃ちかけた。

撃たれた前田勢は次々と空堀に転げ落ちる。

這い上がろうとしても逆茂木や乱杭が邪魔になり登れないうえ、後から落ちてくる兵もいて場は大混乱になった。

追い打ちをかけるように、又兵衛の鉄砲隊が一斉射撃。

さらに盛親の隊が石を落とす。

たまらず逃げ出す相手も背後から次々と撃たれた。

勝利を確信した幸村は櫓から降り、馬に飛び乗り堀の向こう側へ行き叫んだ。

「われこそは、真田左衛門佐幸村!」

名乗りを上げ、猛然と前田勢に襲いかかる、作兵衛らも群がる敵を次々となぎ倒していく。

またもや真田にしてやられた。

茶臼山から戦況を見ていた家康は思わず歯ぎしりする。

 

景勝は、敵ながら幸村の戦いぶりに感心していた。

真田丸の方に向かい大声で叫ぶ。

「日の本一の兵。真田左衛門佐!」

真田丸で勝ちどきが上がった。

重成が幸村を尊敬のまなざしで見つめている。

実は今回のような大戦で指揮を執るのは、幸村自身初の経験だった。

緊張から解放され、この上ない充実感に包まれる幸村であった。


以上、真田丸45話の放送前のあらすじネタバレでした!

以下は実際に放送を見ての感想です。

スポンサーリンク

真田丸45話の感想

第45話の『完封』は、大坂冬の陣においての幸村の作戦が的中し、観ていて胸がスッとするシーンが多い放送回でした。

息子の大助も、初陣にもかかわらず、物怖じしない姿で敵をひき付けていました。

茶々は、徐々に空気の読めない感じが出てきて、豊臣家破滅の元凶と言われる存在感を発揮しておりました。

茶々の乱行

茶々は、この真田丸においては、とても親しみやすく、幸村にとっても近い存在でした。

一見すると、幸村の恋の相手は茶々だったのかもしれないと、思わせられるくらい親密な仲の描き方をされてきました。

しかし、秀吉が死に、秀頼が大きくなり、関ヶ原の戦いに負け、豊臣家もいよいよ栄華の時代をその手から家康に奪われてしまう時になって、茶々に変化が生まれてきました。

それは、秀頼を大事にするあまりに、全ての決断において秀頼の安全を意識した裁断を下すことでもありませんでした。

大坂冬の陣では、鎧を身にまとい、大坂城を守る者たちを激励してまわったとされます。

事実であれば、全く士気も上がることはないでしょう。

秀頼が、激励にまわっても、皆が不安に思うのも分かります。

だからと言って、茶々が出てきたら、皆が気を遣って戦いどころではないのではないでしょうか。

しかも、鎧を着てなんて、どういう神経をしているのかと、別の意味で周囲は心配してしまうのではないでしょうか。

サラリーマンの世界でもこういうことってありますよね。

この心親知らずで、身勝手な重役が、部下たちを激励するつもりで、コスプレして職場をまわるって、いい迷惑ですよね。

お付きの者たちも、ヨイショに一生懸命で現場のことなんてお構いなしですよね。

これがあと何回続くか分かりませんが、ほどほどにしてほしいと思います。

幸村の妙策

それにしても、大坂冬の陣は、幸村にとって様々な意味で、やりにくい戦いだったにも関わらず、見事勝利といって良いほどの戦いでしたよね。

初陣の大助を、敵のひきつけ役にまわし、見事な成果をおさめさせます。

ここだけみても、大助は次の戦へのステップが、この冬の陣で大きく踏むことができたと言えるでしょう。

そして、そのひきつけた敵を、五人衆が協力し合いながら撃退していくこと自体、寄せ集め集団と言われた豊臣家が、ひとつにまとまった瞬間と言えるのではないでしょうか。

信之やその息子信吉、信政との戦いをせずに、勝利までおさめることができたのは、幸村の妙策があってのことだと言えると思います。

それにしても、徳川軍はだらしがないですね。

中でも、上杉家はだいぶ家康に力を削がれたとはいえ、徳川軍につき、その徳川軍も負けてしまう有様です。

そして、遠く離れた幸村に向かって言った一言が、あっぱれな戦いとは、謙信の頃の上杉家とは別の家だと思いたいですよね。

逆転できない豊臣家

そして、好き放題幸村に振り回されてしまった徳川家康は、別の策を考えると一言残し去っていきました。

戦も特に野戦が得意な家康ですが、どうにも真田家との相性が良くないようです。

そういうこともあって、政治的な駆け引きで、このあと家康らしい策というか落とし穴をつくり、見事茶々や秀頼は、その落とし穴にはまることになると思います。

冬の陣の勢いそのままに、五人衆を先頭により強固な絆で結ばれた豊臣軍が、土壇場で持ちこたえ、徳川軍を倒して歴史を変えることができる場面であったと思います。

それができたのも、恐らくこの時が最後でだったのかもしれません。

その逆転した展開を手中におさめることなく、破滅への一途をたどる豊臣家をしっかりと観ていきたいと思います。

⇒真田丸46話のネタバレと感想へ

⇒最終回のあらすじネタバレ 意外な結末!

⇒ネタバレと感想記事の一覧はこちら

スポンサーリンク
Pocket
LINEで送る

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ