真田丸 48話のあらすじネタバレと感想
NHK大河ドラマ真田丸48話のあらすじネタバレと感想です。
あらすじのネタバレは放送開始前に、感想は放送開始後に追記します。
前話を見逃した方はこちらからどうぞ。
真田丸 48話のあらすじネタバレ
深夜、又兵衛たちは徳川の陣を急襲した。
その闇討ちは家康の陣のすぐそばまで迫り、家康を脅かした。
その翌日、幸村は次なる策を有楽斎に伝えた。
家康は恐怖におびえ明日にでも京に戻るだろう。その道中に急襲する。
それを聞いた有楽斎は、大いに合点したふりをし、すぐに家康に密書を送る。
「明日の夜、わしを襲うようだ。裏をかいて今日のうちにここを発つ」
家康はこれを逆にチャンスだと捉えた。
徳川勢がいなくなれば、牢人たちが大坂城にいる理由もなくなる。
そうして城が手薄になった時こそ攻め込むチャンスだ。
家康の暗殺と有楽斎の最期
そのころ、幸村は佐助を呼び出し家康暗殺の指示を出していた。
おそらく家康は裏をかいて今日動くだろう。その裏をかくのだ。
大役に佐助の気持ちは高ぶった。
その後、秀頼の居室で評議が行われた。
和睦も成立したことだし有楽斎と大蔵卿局は、一日でも早く牢人たちを追い出したいと語る。
それに幸村は異を唱える。
「家康は戦をやめたつもりなどございませぬ。牢人たちに去られては、われらに勝ち目はござらぬ。堀を埋めたのが何よりの証」
その夜、幸村は有楽斎の元を訪れ、徳川と通じている事を知っていると告げた。
「今すぐ出ていかれよ」
そう言って刀を抜く幸村。
有楽斎は逃げるように城を去り、その後は世間から離れひっそりと暮らした。
家康は予定通りその日のうちに出発した。用意周到に影武者を立てて。
佐助は暗殺したのが影武者だったと気付き愕然とする。
三十郎、茂誠との再会
年は明けて慶長二十年。
家康は駿府に戻り、秀忠は江戸に戻った。
その他の徳川方の大名たちも陣を払い始め、束の間の平穏が訪れたかに見えた。
だが幸村に油断はなく、大坂城の牢人衆はいまだ健在。次なる一手を話し合っていた。
図面に置いた幸村の指が家康が陣を敷いた茶臼山から秀忠が陣を敷いた岡山へと走る。
この2か所に砦を築き、この間を空堀でつなぎ、この辺り一帯を巨大な要害とする。
ここで敵を迎え撃つ算段だ。
皆の賛同を得た幸村は、早速要害の計画図をもって秀頼の元を訪れた。
秀頼はその案を褒めたたえた。
しかし大規模工事になるため時間が掛かってしまう。
戦で手柄を立てようと躍起になっている牢人たちをそれまで抑える必要があった。
幸村は牢人たちの気持ちを落ち着かせるため、家族を入城させてはどうかと提案し、秀頼もこれを了承した。
幸村にも会いたい家族がいる。
「これより私は、甥たちに会うてまいります」
幸村が大助と共に約束の寺へ入ると、茂誠、三十郎、信吉、信政がすでに待っていた。
信吉、信政は立派な若武者に成長している。
三十郎と茂誠も元気そうだ。
大助、信吉、信政の若者組が庭に出ていくと、幸村たちはそれぞれの身を案じ、今後の展望について語り合う。
再び戦になり、豊臣方が徳川勢を退けたとしても、秀頼が大坂城にいる限り争いは収まらないだろう。
幸村「秀頼公は恐らく、大坂を離れ四国に国替えをされる」
そう話した時、庭では敵愾心を燃やした信政が大助につかみかかるという騒動が起きた。
機転を利かせた三十郎が、相撲を取り仲を取り持つ。
幸村は野戦の経験が多い茂誠に、敵陣に馬で突入し大将首をあげるなら、どんな武器が良いか質問する。
茂誠は迷うことなく鉄砲と答えた。
鉄砲の長所と短所を語る茂誠。
しかし不意に黙り込んでしまう。
幸村の覚悟に気付いたのだ。
馬上筒
一方、大坂城では作兵衛が庭で畑を作っていた。
何の因果か、そこは千利休の茶室が建っていた場所。
幸村が帰って来たその時、作兵衛が振り下ろしたクワに違和感が。
何か固いものに当たった。
掘り出してみると、それは利休の刻印が討たれた桐の箱で、中には小型の銃が二挺入っている。
恐らく利休が南蛮人から手に入れた物だろう。
幸村は銃を取り作戦本部に向かう。
ちょうどそこにいた勝永に見せてみると、火打石がついた銃で「馬上筒」という新しい銃だという。
いちいち火縄に火を付けなくていいので、馬の上からでも撃てる代物だ。
開戦の引き金
牢人たちが入城の際に貰った支度金は底を尽きかけていた。
そして底が見えていたのは豊臣家の蓄えも同様である。
「次の戦に勝てば、徳川からご領地を奪い返すこともできます」
幸村は評定の場で秀頼、重成、大蔵卿局を励ます。
そんな折、勝手に蔵が明けられ、牢人たちに金銀が与えられるという事件が起きる。
犯人は治長の弟の治房で、配下の牢人たちにだけ配っていた。
大勢の牢人が我慢している中、一部の者だけ懐が温まれば不満が爆発するだろう。
そう考えた秀頼は、公平を期すために、全ての牢人たちに金銀を分け与えた。
ところが、この対処は裏目に出てしまう。
牢人たちはこぞって武具を買いに走ったのだ。
牢人たちが武具を買い揃えていると知られれば、戦の準備をしていると見られても仕方がない。
そんな中、またも治房が独断で行動してしまう。
牢人たちを使い、徳川によって埋められた堀を再び掘り返し始めたのだ。
驚く幸村に向かい又兵衛が叫ぶ。
「みんな、戦がしてえんだよ!」
もはや勢いづいた牢人たちを止める術はない。
この一件は家康の耳にもすぐに入った。
堪忍袋の緒が切れた家康は、ついに豊臣滅亡の決意を固める。
家康「諸大名に、戦支度を命じよ」
それからすぐに、信之の元に幸村から書状が届いた。
そこには、信吉らと対面した喜びと、娘のすえの行く末を案じる気持ちが綴られていた。
信之は、幸村が家康と刺し違えて死ぬ気だと悟る。
大坂に行き幸村を思い留まらせるため、信之が立ち上がる。
以上、真田丸48話の放送前のあらすじネタバレでした!
以下は実際に放送を見ての感想です。
真田丸48話の感想
第48話『引鉄』は、最期の決戦である大坂夏の陣において使用される馬上筒がでてきました。
それと、大野治長の弟が、空回りしていましたね。
さあ、いよいよ最終局面です。
馬上筒の威力
ここにきて千利休が、置き土産を残してくれていたことが分かりました。
馬上筒とは、また歴史的には無理があるみたいな話もあります。
ただもう真田丸も数えるほどしかないなかで、あんまり気にせず、突っ走りましょう。
短銃は、命中させるのが、難しいらしいですね。
更に今回出てきたのは、発火に火縄式ではなく、火打石を使うタイプです。
発火の際の衝撃もより大きく、その分命中率も下がります。
だからこそ、家康を仕留めることができなかったというようにしようということでしょうか。
この銃がもっと前の時代から、戦で使用されていたなら、かなり戦の仕方が変わっていたでしょう。
何しろ見た目は現代の世で見る拳銃と、ほとんど変わらないんですからね。
後は兜をかぶり、馬に乗って家康のもとへ近づくのに、近寄る武士たちをどう寄せ付けないようにしたかです。
まさか、全て馬上筒で倒すという訳には行かないでしょう。
馬上筒とは別に、剣でももつのでしょうか。
そういえば、ぼくだけかもしれませんが、幸村が大坂夏の陣で、家康の命をとれる間際まで行ったと聞いたことはあります。
その話を聞いた時に一緒に見た映像が、幸村が剣を振りかざしていたので、勝手にそういった印象をぼくが持っているだけかもしれませんね。
佐助の甘さ
黙り枠から、お笑い枠へ昇格した佐助です。
未だきりとの恋は実らず、ただ放送回が残り僅かになってきています。
そんな中、佐助にも活躍を見せる時がきました。
家康の暗殺です。
佐助にとっても、相手の懐に入るため、危険をはらむ大仕事です。
いざ決心をつけ、きりとも別れの挨拶を済ませた佐助は、家康のもとに向かいます。
結果は、影武者を刺して帰ってきました。
なんとも中途半端な流れでしょう。
でも、なんだかクスっとしてしまいます。
できたら、残りの放送回全てでお約束の流れとして、放送してもらいたいものです。
大門与左衛門の恨み
なんとも不気味な存在の大門与左衛門です。
大坂城内で、台所を一手に引き受けるご老人です。
今回の真田丸では、織田有楽斎が徳川と通じていたことを幸村に見破られ、大坂城から出ていくことになりました。
ただし、そんなに大坂城を出たり入ったりといくら有楽斎とはいえ、簡単にできるのでしょうか。
そこで、有楽斎と徳川方を繋ぐ役目を果たしていた人物がいるはずです。
台所係であれば、食事の買い出しに外にでることも、なんら不自然ではないですね。
その役目を果たしていたのが、大門与左衛門ではないかとネット上でも言われています。
本当なのか、本当ならそうした理由は何なのか、これまた大河ドラマっぽくない謎を最後まで抱えてますが、その謎もまた楽しみましょう。