【真田丸】真田信幸のキャラを分かりやすく解説
真田丸では、恐らく最初から最後まで出演するであろう、真田信繁の兄・真田信幸。
ドラマでは準主役ともいえる存在ですが、信繁(幸村)や父・昌幸に比べれば、いまいち知名度は低いですよね。
一体どんな人物なのか?
今回は、真田信幸のキャラや活躍について解説します。
真田信幸ってどんな人?
現代において、真田幸村として伝説化された主役の真田信繁。
そして徳川家康をも恐がらせた真田家を築いてきた『表裏比興の人』と称される父・真田昌幸。
この二人に、勝るとも劣らない真田信幸という人物は、いったいどんな人物で、どんな人生を送ったのでしょうか?
まず驚いたのが、この時代には珍しく、93歳(1658年)まで生きたという事です。
1658年って、徳川家康・秀忠・家光、みんな死んでしまっています。
5代将軍、あの生類憐れみの令で知られる徳川綱吉の時代まで生きたということですよね。
そして、ただ長生きした訳ではなく、とても周囲に影響を及ぼした人物像が語られています。
その人となりとは、
180cm以上の大柄
性格は普段は温厚、戦場では陣の先頭に立って率いる
父親想いであり、弟想いである
徳川家康やその家臣にも認められ、一目おかれる
ただし徳川秀忠とは不仲
関ヶ原の戦い後に、一度は徳川家康から死罪を言い渡された昌幸と信繁を助けようと、舅である本多忠勝と共に徳川家康に助命嘆願。
二人がなんとか死罪を逃れることができたのは、信幸の功績です。
父や弟を助けたいという一心だったのでしょう。
愛をテーマにしている真田丸においては、主役を張れるくらいのキャラクターであります。
時の権力者の意見を変えさせるというのは、よほど普段から評価されていない出来ません。
そもそも普通は耳を傾けてもらう事すら難しいでしょう。
それだけ徳川家、特に家康に認められていた存在であったという表れではないでしょうか。
キャストの大泉洋はミスマッチ!?
真田丸でのキャストは、大泉洋さん。
大泉洋さんは、プロフィールを拝見すると178cmです。
NHKの朝ドラ『まれ』の主人公の父親役はとっても合っていましたよね。
お笑いにも秀でているひょうきんで人気者。
そのキャラクターと三谷幸喜さんの脚本が影響してか、放送後の感想では「大泉洋がコミカル過ぎ」という発言が目立っていました。
歴代の大河ドラマファンは重厚感を求めますので、大泉さんはいまいち受けが悪かったようです。
ただライトユーザーからは、「コミカルな雰囲気なので逆に見やすくて良かった」という感想も多数挙がっています。
良くも悪くも三谷ワールドにピッタリとハマった大泉さん。
今後どのような演技を見せてくれるのか楽しみです。
真田と徳川は仲が悪いのになぜ?
そもそも、真田家と徳川家は敵対しているのに、どうして真田信幸は徳川方にいるのでしょうか。
第一次上田合戦後、上杉家と和睦した徳川家の与力大名に真田家はなりました。
そこで、その能力を見抜き高く評価した徳川家康は、重臣であり徳川四天王の一人である本多忠勝の娘を娶らせたのです。
そこには、これまた徳川家の重臣で四天王の一人である井伊直政の働きかけもあったといいます。
それだけ真田信幸という人物は、評価されていたということなのでしょうね。
ちなみにこの井伊直政は、次作の大河ドラマ「おんな城主直虎」の主人公・井伊直虎の義母です。
真田丸で井伊直政が出てくるかはわかりませんが、もし出てきたらどんな動きをするのかチェックしておきましょう。
徳川秀忠には睨まれていた
ここまでだと良いことばかりなのですが、逆に敵対していた人間はいないのでしょうか。
敵対とまでは言えないかもしれませんが、徳川秀忠とは何かと上手くいかないことも多かったようです。
それは、徳川家が真田家に第二次上田合戦・大坂の陣で苦戦を強いられたこともあったかもしれません。
簡単に言えば逆恨み。
それプラス、徳川家康やその家臣に認められた信幸に対して、妬みのようなものを感じていたのかもしれませんね。
実際、松代への移封は、徳川秀忠の嫌がらせだとも言われています。
真田丸は、あくまで真田信繁が主人公なので、兄の真田信繁の生涯がどこまで描かれるかは分かりませんが、本作品でのキーパーソンであることは間違いありません。
準主役ともいえる存在なので、今後どのように描かれるかで、ドラマの評価や視聴率も変わってくるでしょう。
井伊直虎は直政の義母にあたる人です。井伊直政の父、井伊直親の許嫁だった人物です。
ご指摘ありがとうございます。
思いっきり間違えて書いてました。
不躾な指摘に真摯に応えていただいて大変恐縮です。最後に始まったばかりの真田丸と同じく楽しく読まさせていただいています。
真田信幸ってどんな人? のコーナーで 4代将軍綱吉となっていますが、綱吉は5代目です。家綱が4代目ですね。
失礼しました。
修正しました。
記事の結論部分の誤りです。
× あくまで真田信繁が主人公なので、兄の真田信繁の生涯がどこまで描かれるかは・・・
○ あくまで真田信繁が主人公なので、兄の真田信幸の生涯がどこまで描かれるかは・・・